〇指導に関するガイドライン
1.指導者に求められる資質について
①保護者から委託されて指導に当たることの自覚と責任を持つ。
②常に情報と知識を求め、最新、最適な指導方法の探求を行う。
③選手の模範となるよう、言動や身なり、立ち振る舞いに努める。
④全ての選手に対して平等、公平、公正のバランスを心掛けた指導に努め、
均等に愛情を注げる。
⑤クラブの活動は安全を最優先とし、子供の心と体を守る責任を負う。
2.指導者の選任と責任について
①指導者は求められる資質を備えた者、または備える努力を惜しまない者から
選任されるのが望ましい。
②指導者は保護者、保護者OBから選任されるが、必要であればクラブ外から
選任することができる。
③監督は指導に関わる全ての責任を負う。
④コーチ、アシスタントコーチは監督をサポートし、責任を分担する。
⑤指導者は保護者会および代表の決定には従う。
3.指導者の禁止とする行為について
①体罰、暴言、罵声は禁止とし、威圧的、高圧的な態度は慎む。
②各種ハラスメント行為は厳禁とする。
③身内や特定の選手に対する贔屓や選手起用は認めない。
④保護者と対等に接し、グランド内外での飲食・贈答品の提供は受けない。
⑤チームの方針に反する指導は認めない。
4.選手に対する接し方について
①選手の人権や人格を尊重し、成長段階にあることを理解して接する。
②選手の名前または複合名詞で呼ぶように努める。
③正座はさせない。長時間に渡っての起立もさせない。
ミーティング等は、できるだけ座らせておこなう。
④必要に応じて叱る時は、選手が理解、納得できるようにおこなう。
⑤保護者が指導者の場合、我が子に対して過剰に叱ったり、あからさまな
贔屓な指導や起用はおこなわない。
〇試合に関するガイドライン
1.試合の定義と意義について
・試合を通して喜びや悔しさを体験し、自信を身に付けたり新たな課題を
発見することで、さらなる成長への機会を与えてくれるものを意義とする。
2.選手の選抜、起用について
①学年に関係なく、技量や意欲、姿勢、態度を総合的に勘案して選抜する。
②最上級生は出場の機会を優先して与える。ただし下級生の模範となる
取組み姿勢や態度を厳しく求めていく。
③練習、自主練習の参加日数や頻度は、選手の選抜には勘案しない。
④意欲や取組み姿勢、態度、挨拶やマナーなどが不良な選手は選抜しない。
⑤家庭および学校生活で問題行動がある選手は選抜しない。
⑥ベンチ登録した選手は、一日の中で必ず出場機会を設ける。
ただし公式戦、トーナメント戦ではこの限りではない。
3.選手の選抜、起用の制限について
①故障ある選手の起用は、治療したドクターからの許可を必要とする。
②体調不良や故障または事故が予見される選手は起用しない。
③上記の理由以外で代表、監督、コーチが協議した上、選抜または起用
しない場合は、必ず保護者に理由を説明する。
4.大会および試合数の制限について
①選手のケガ防止、および過度な費用や保護者負担を避けるため、参加する大会数は
年間で「35」を超えない範囲で計画する。ただしリーグ戦は除く。
②上記①の理由から、年間の公式試合および練習試合数は「100」を超えない範囲で
計画する。
③上記①の理由から、一日の試合数は3試合を超えないこととする。
ただし大会で勝ち上がった場合はこの限りではない。
④月に一度は休養日を設ける。
ただし所属団体等が開催する試合が有る場合はこの限りではない。
⑤代表、監督が上記の制限を超えた大会および試合を計画または参加を
希望する場合は、事前に保護者会にて承認を得るものとする。
5.試合のドレスコードについて
①試合の上着はチームから貸与します。返却する場合は洗濯し、監督が指示する
日時、場所、梱包方法で返却する。
②冬季のジャンパーはチームが貸与します。返却する場合は洗濯の有無も
含めて代表の指示に従う。
③クラブ指定の帽子を着帽する。
④パンツは「白色/ショートパンツ」を着用する。
⑤アンダーシャツは「黒色」を着用する。袖の長さは指定しません。
⑥ストッキングは、オーバーは「黒色」、アンダーは「白色」を着用する。
⑦スパイクはチーム指定のカラー「白色基調に赤ライン」のものを使用する。
⑧アップシューズのカラーは指定しない。機能性があるものを使用する。
⑨冬季の防寒対策については、代表、監督に相談する。
➉監督、コーチもドレスコードは同じとする。ただし、パンツはロングタイプもOKとし、
スパイクのカラーは指定しない。
⑪監督、コーチの華美なアクセサリーは着用禁止とする。
〇練習に関するガイドライン
1.練習の参加について
①練習には「チーム練習」と「自主練習」があり、ともに参加は自由とする。
②集合時間は厳守する。集合時間までに所定の場所に道具を準備し、
グラウンドにいる指導者や保護者には挨拶を終える。
③チーム練習に遅れて参加する場合は、監督に連絡する。
④チーム練習を早退する場合も、事前に監督まで連絡する。
⑤チーム練習および自主練習を早退する時は、指導者に挨拶してから退出する。
⑥練習中に体調不良を感じたときは、ただちに指導者まで申し出る。
⑦無断で練習を中断したり、グラウンドの外に出ない。
2.練習日および練習時間の制限について
①月に一度は全体練習をおこなわず、休養日を設ける。
②祝日のチーム練習および自主練習は原則おこなわない。
③チーム練習は週二回までとし、一日で4時間を超えないこと。
④自主練習は週二回までとし、一日で2時間を超えないこと。
⑤練習、試合後のチーム練習または自主練習は2時間を超えないこと。
⑥夜間の自主練習は、17時の気温が3°以下の場合はおこなわない。
⑦上記の制限を超えた練習をおこなうときは、必ず代表の許可を得る。
3.チーム練習のドレスコードについて
①試合のドレスコードと同じとする。
②ただし、上着はチーム指定のシャツ(黒ティーシャツ)を着用する。
③監督、コーチもドレスコードは同じとする。
④保護者やアシスタントコーチにドレスコードは設けないが、半ズボンは禁止とする。
ただしインナー、スパッツ着用の場合は半ズボンの着用を認める。
4.自主練習(平日時)のドレスコードについて
①練習着やシューズは自由とする。半ズボンも可とする。
ただしフード付きウェアー、ダウンコート、厚手ジャンパー等は着用しない。
②練習中は着帽する。帽子はツバ付きであれば自由とする。
③指導者、保護者のドレスコードは設けない。ただし日照時は着帽する。
5.選手の登下校について
①選手の登下校に関しては、各家庭で責任を持って指導ください。
②自転車による登下校は学校の「自転車教育」後から可能とし、
保護者の判断の上で自転車通学を許可ください。
③夜間の自主練習後の下校は、保護者のお迎えをお願いします。
④お迎えに来れない保護者は、選手に下校の指導をお願いします。
⑤お迎えに来れない保護者で下校について心配な方は、代表または監督に相談ください。
6.練習時の安全対策について
①グラウンドは十分に整備してから使用する。
②雨天によるグラウンド不良の場合は使用しない。
③降雨、強風、低気温等の天候不良時は、屋外での活動は控える。
④夏の猛暑日(35℃以上)での屋外活動は、監督が活動の実施および中止を判断する。
活動する場合は、代表の許可を必要とする。
猛暑日の活動は自由参加とする。活動する場合は30分おきに休憩と水分補給を行うこと。
⑤金属バット使用時に安全なスペースを確保できない時は、必ずヘルメットを着帽させる。
⑥バッティングマシーンにボール投入する選手には、必ずヘルメットを着帽させる。
⑦投手のピッチング練習を捕球する選手は、必ず防具を着用させる。
⑧電源コードの接続は感電に注意する。
7.緊急および不測時の対処について
①緊急、不測な事態の発生時は、直ちに代表、指導者へ連絡する。
②選手が緊急な事態に陥ったときは、直ちに保護者へ連絡する。
③下記の事態が発生した場合は、直ちに救急(119)を要請する。
心肺停止、頭部打撲による意識喪失、大量出血を伴う外傷や骨折
熱中症による意識障害、体温40℃以上の熱射病
※その他でも救急の必要を感じれば、躊躇せずに要請する
8.心肺停止状態の対処について
※心肺停止状態が疑われる場合は、次の順序で対処する
①意識と呼吸の有無を確認し、首頸動脈を触って脈の有無を確認する。
②意識、呼吸、脈が無ければ心肺停止と判断し、直ちに救急の要請と
管理人室に常備されているAEDの確保に動く。
③電話による救急司令部の指示に従って心臓マッサージをおこなう。
④AEDが到着次第、マニュアルに沿って除細動の処置をおこなう。
⑤管理人に連絡し、西門を開いて救急車を誘導する。
⑥PTSD防止のため、子供たちを処置現場が見えない場所へ誘導する。
⑦救命を最優先とした上で、保護者、関係者に連絡をとること。
※クラブ方針とガイドラインの変更および修正や追記する場合は、
保護者会の承認を持って有効とする。